三国志小説。
ここに置いている物について、先に一言言っておいた方がいいかな、ということもあるので、ちょっと語らせていただきますと。 まあー女性が書くと、雰囲気がやはり男性のかかれるものとは違うので、女性が書いた物、という認識で読んでいただければ大丈夫だと思うのですが。「赤壁の宴」とかそういうレベルがだめな人はやめた方がいいかな、と先に言わせていただいちゃいますです。 となっております。
下の説明が鬱陶しい場合はこちらが分かりやすいかと。タイトルと主要国と書いた日のみの一覧。 |
呉 | |
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月夜に君と夢をみる 準備中 | 周瑜をメインにした読み切り型の三部作第一弾。単品でも可です。周瑜と孫策の出会いを書いた話。始めて書いた三国志でした。手直ししてから載せます…。(初稿98年6月作) |
闇夜に踊る赤壁の炎 連載中です。 | 周瑜をメインにした読み切り型の三部作第二弾。単品でも可です。これはコンセプトが「通常とは違う赤壁を!」ということで書き始めたもので、さらに「周瑜をとにかく格好良く」という煩悩が満載の話になっています。孔明が変な奴です。お許しください。まああまり深く考えたりなさらずに、お読みくださいまし。(初稿98年11月、改稿中) |
夜明けに聞こゆ君の呼ぶ声 壱、 弐、 参、 四、 後日談 |
そう思うと同時、再び笑いがこみ上げてきた。さざなみのように、じりじりとこみあげてきた。突き動かすように。 ――死ぬのか。 くすくすと笑って片頬にゆがんだ笑みをうかべながらも、自分が泣きそうな顔をしているのに気がつく。 周瑜をメインにした読み切り型の三部作第三弾。単品可です。昔々に『東呉華亭』さんにささげた作品のちょっと手直し版。前作がめちゃくちゃ「赤壁の宴」にかぶれてるので、ちょっとこれはどーよというあたりを直してみたりしました。こまかいとこはさわる余裕がなかったんで、そのうち変わってたりするかも; 背景写真は「Sky Letter」さんから。(初稿99年3月、改稿02年1月) |
君にふく風 壱、 弐、 参 | また会うために別れる。これからも生きるために。彼と共に戦い続けるために。 孫策の死を書いた話。しばらく当サークルで一番好評だった話でした。うちの三国志の基準を知るにはいいかも。…昔の作ですが手直しなしです;(98年12月作) |
君へささぐ明日への祈り |
いつか壊れて――今すぐにでも壊れて、誰かに迷惑をかけても、すべての人から見放されても。壊れて、何も感じなくなって、それで悲しみから抜け出せるのなら、それでいい。
周瑜メイン。孫策死後直後、立ち直ろうとがんばる呉の面々です。周瑜追悼本「献給我最可愛的人」収録。(99年作)03.3.24改稿 |
やわらかな雨 | 大きくなったものだなと、思った。お互いに。大人になって、少年時代一緒に向こう見ずに駆けていた頃から違ってしまった一番大きなものは、背負っている責任だろう。
孫策と周瑜のほのぼのです。ここに載せるものがあまりに少ないので、他所で載せてもらってるものも載せちゃえという事で、あまり手直ししないまま、昔の作品をアップです。「献給我最可愛的人」収録。(99年作) |
STAND BY ME 1、 2、 3 |
「なあ公瑾……お前、俺といるのつらいか?」 問いつめるものではなくて、ただ事実を聞いて、周瑜のことを気遣っている言葉に、周瑜はどう答えればいいか分からなかった。何より、孫策がそんなことを言い出したことに驚いている。 後書き見たら2000年第一弾って書いてあったっす…。昔の同人誌作品です。ちょっと入り口前に注意書きがあるので、見てくださいね〜。孫策旗揚げ直後の話。 背景写真は「Sky Letter」さんから。 |
それだけで |
「何か起こった場合、たいてい伯符が悪じゃないか。自業自得だよ。それで、仲謀様が何をしたの」 いい年をして弟と喧嘩もないだろうにと思いながら言う周瑜に、孫策は大きく息をはいて、内心の憤慨を主張して見せた。孫権のしたことにも腹が立つけど、図星を臆面もなく言う周瑜にも少しすねて。 『時の通い路2001年冬の陣』に掲載した作品ですが。大慌てだったため、本誌上ではものすごい事になってしまっていました(泣)。誤字脱字の氾濫の上、文章が前後してたりとか(プリンタエラー大発生してたときでもあったから、そのせいでもあったんだけど)。本誌が私の手元から完売になったので、直しをして載せてみた。ほのぼの孫策と周瑜 |
眠りによせて |
悲しんでいるようには見えませんか、と暗に問い返す。その姉と共に「二喬」と呼ばれ名を知られた美人姉妹の片割れは、年を経ても変わらない美貌に少しもやつれた様子が見えなかった。そうだ、とは答えられなくて、かわりに孫権は再び問いかけた。 「恨んでいるんですか?」 悲しみを見せないのは、そのせいかと。 孫権と小喬。周瑜を語る。しっとりした感じです。01年作だったかな?02年の周瑜追悼企画にも掲載 |
空の彼方 |
――いつか死ぬなんて、知ってる。 いつか来る事実も、告げられた言葉に含まれる事実についても、考えたくないことを言われて、周瑜は目を離した。顔を上げて、地平と空の交わる一点を眺める。その彼方から流れてくる風も、なんだかとてもむなしく思えた。 「それじゃあ、例えば、わたしとこうしている時間も無駄だね」 言われて、孫策は顔を上げた。指摘されて気がついて、少し表情が硬かった。 ちょっと珍しめの孫策と周瑜。おとなしめの話です。「暁天に燈る」収録。01年作。 |
そんな日 | 「俺と曹操どっちが強いと思う?」 「曹操」 回答は単純明快、それこそ、打てば響くように返って来た。 「リハビリ企画」発。一衣さんイラストにSS付け。独立前の孫策と周瑜です。結局孫策は周瑜には勝てないのよ、という話(企画内03.3.23)03.4.3up |
ご要望は? |
「なんかしてほしいこととかないのか」 「突然言われても」 「行きたいとことかあるだろ?」 だんだんと押し問答のようになってきていた。 サイトの二周年企画オムニバス、テーマ「記念日」のSSその2。 ある日いきなり、思いつきを実行しようとする孫策の話。 企画内03.08.4up |
オールラウンド学園もの | |
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三国学園幻談噺 02年08月12日up | |
概要 孫策の段 孫権の段 孔明の段 郭嘉の段 周瑜の段 終章 | 一応「三国学園珍談奇聞」の続編としてかかれた学園ものですが、読み切り仕様なので問題はないはずです。一章ずつ、違う人の一人称で話が繋がってます。ぐれた周瑜、相変わらずな孔明、郭嘉に遊ばれる陳羣、などなど。相変わらずな人々のギャグです。ちなみに「幻談」とは「怪談」の意。 |
魏がメイン | |
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この道の向こう | でも、ここでわたしなどを気にかけていてはいけない。反対する者は誰であろうと自ら切り捨てる冷酷さを、持ち続けなければいけない。そうして誰もが反対の気持ちを捨ててしまうような、冷酷な支配者でなければいけない。そうあり続けなければ。
とっくに掲載してるもんだと思ってました。ページまで作ってあったのに放置されてた…。もう手直し無しで載せてしまえ。 荀ケの空箱の話。新解釈…。になるかな? 99年12月作 |
雪待ち人 | 「どういう罪状か聞かないのか?」 楽しくてたまらないという顔の曹操に、郭嘉も同じように笑いながら応える。 「いちいち聞いていたら切りがありませんからね」 郭嘉と陳羣を書いた始めの作品です。『時の通い路2001年冬の陣』に掲載したんだけど、ファイルを開いたらまた半分壊れかけてたので、もしかしたらこれもすごいことになってたかも;(確かめる勇気はなし… |
だからその手を離さないで 壱、 弐、 参 | 「あなたは時々、手加減を忘れるから」 「長文は手加減が必要な人間だと言いたい?」 揚げ足を取るように郭嘉は言う。けれど荀イクはわずかに首を振る。 「感情の手加減を、忘れるでしょう。容赦がなくなることがある」 魏です。郭嘉と陳羣の話です。荀イクが花を添えています(笑)。「魏国漫遊」収録作(00年?)。 |
天をなぞる |
それをむくれた顔で見て、陳羣は言葉を返さなかった。こんな人間の癖に、と先刻までの話が甦ってくる。 実物は、こんななのに。 「天を見通す目を持ってるんですって?」 電脳男郭嘉の話。怒らない陳羣を書こうと目論むも、うまくいったかどうかは、さてさて…(苦)。「暁天に燈る」収録。(01年作) |
赤い死体 |
美しい風景は時に残酷すぎる。意識が畏怖を感じるほどに。酒で気を紛らわせることすらできないくらいに。むしろ美酒は幻惑へと意識を誘う。
「リハビリ企画」発。でありながら、鯖小屋さまへの開設祝い兼キリリク(色々兼ねすぎっつの)。紅葉をテーマに描いたもの。情景描写と空気にこだわっています。「鯖小屋」様に差し上げ物なのでサイトにリンクさせていただいています(別窓)。美しい郭嘉の挿絵付きですので、是非!03.02.09up |
誉れ |
見た目だけの話でなく、当人も、たいそう派手な存在感を持つからだろう。ぽかんとした空間は、毎回毎回、思った以上に大きい。
「リハビリ企画」発。「ただいま。久々の再会」ということでリクエストいただいたもの。毅然として自分自身にプライドを持ち、でも曹操が心配、という荀ケ…になってればいいな。「鯖小屋」様に差し上げ物なのでサイトにリンクさせていただいています(別窓)。こちらは曹操と、おかえりなさいな荀ケのイラスト付きですv03.02.09up |
卓絶 |
「どこぞかのお人のように、このようなところで戯れていらっしゃる間に、何か益のあることをなさってはどうですか」 出た声は思っていた以上に辛辣で言葉は皮肉めいていて、驚いたのは相手以上に陳羣自身だった。当の郭嘉相手にだって、こんな声で話したことなどない気がした。 「リハビリ企画」発。「鯖小屋」様に差し上げるために書いたもの。なのでサイトにリンクさせていただいています(別窓)。こちらはきりりとした陳羣と、郭嘉のイラスト付きですv企画内03.05.15up |
弄月 |
それなのに、何故惑うようにして、夜に出会ったのだと思ったのかは簡単なことだった。 「夜そのもののような人だ」 と、皮肉交じりに評した者の言葉が、あったからかもしれない。 サイトの二周年企画オムニバス、テーマ「記念日」のSSその3。 オムニバスSSは魏がラストになってしまいました。曹操、郭嘉を語る。の話です。 企画内03.08.6up |
その他 | |
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叡智の王 | ――すべての始まりは、いつからだったか。 自分がこの世に生まれたときからすでに、この国は荒廃していたように、彼は思う。その頃からすでに、皇帝の権力などなきに等しいものではなかったか。 たしか99年作。周瑜の追悼本を作った時(なのになぜかオールラウンド短編集)、中に含まれた話。献帝の幼少時です。いろいろ間違ってるとこもあるかもだけど、たぶん史実には近いと思う。「献給我最可愛的人」収録。(99年作) |
命の指標 壱、 弐 | 「そんなことやってるから、働き口がないんです。さっさとどこかに勤めて、姉上に楽させてあげないと、離縁されてしまいますよ」 「甘いねえ、均。劉皇叔は今、根無し草も同然なんだ。そんなとこに仕えちゃあ、楽させるも何もないだろう」 うちの孔明での「三顧の礼」。孔明がアレだから、劉備も結構なかなかいい性格(笑)。「献給我最可愛的人」収録。(99年作) |
漸進 | 「子龍殿が、何かの記念日だとかおっしゃってましたけど」 「そうそう」 「何だか殿は、毎日何かの記念日だっておっしゃってませんかねえ」 サイトの二周年企画オムニバス、テーマ「記念日」のSSその1。 リクエスト者様の思惑としてはどうなのだろう〜と思ったのですが、あえて「記念日」の印象をはずしてみる。孔明と劉備の話。 企画内03.07.20up |
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